・主力の製麺機と米飯製造システムの生産体制強化に加え新たな食品生産加工機械分野に事業領域を拡大
㈱ソディックは11月 16日 、11 月 14 日(火)大安に「加賀事業所(石川県加賀市宮町)」内において、食品機械工場増築工場の竣工式を実施したと発表した。竣工式には、宮元 陸加賀市長をはじめとする地元関係者を来賓に迎え、ソディックからは古川健一社長をはじめ同社関係者、工事関係者など約 30 名が列席した。工場増築により、主力の製麺機と米飯製造システムの生産体制強化に加え、チルド米飯、惣菜、製菓等の生産加工機械分野にも事業領域を拡大していく。
■「加賀事業所内の新食品機械工場について
加賀事業所内の食品機械工場は、生産品目として主力の製麺機、米飯製造システムに関連するミキサー、圧延機、茹槽、水洗槽、蒸機、殺菌装置、米飯装置等といった多岐にわたるユニットを製造。付帯設備として事務所、研究室、ショールーム、資材倉庫等がある。
現状の課題として、工場面積の制約上、大規模な製麺機や米飯製造システムの出荷時に工場内で全ユニットを繋げた試験運転が行えず顧客先に納入設置後に最終動作確認となるケースが生じていたこと、また米飯製造装置と製麺機の茹水洗槽といった大型ラインが必要となる生産が並行して行えないなどがあった。
さらに、ショールームが狭く販売促進活動に支障が生じる、生産台数に対し購買エリアが狭く部品保管場所が不足、機械完成から出荷まで製品を仮置きするスペースが無く工場外に倉庫を借りることでの保管経費や運搬作業負担の増加といった様々な解決すべき課題があった。
そこで食品機械部門の事業計画の一環として、新工場増設を決定、不足している組立エリアおよびショールーム、試運転スペース、資材倉庫を拡張することにした。主力の製麺機と米飯製造システムの生産体制強化に加え、チルド米飯、惣菜、製菓等の生産加工機械分野にも事業領域を拡大していく。
また、増築工場には、既設工場同様に太陽光発電設備(2021 年 2 月導入)を設置し、2024 年春の発電を予定している。同社は、再生エネルギー導入を積極的に推進し、カーボンニュートラルの実現を目指していく。
<食品機械新工場の概要>
所在地:株式会社ソディック 加賀事業所内石川県加賀市宮町カ 1-1
※加賀事業所内の既設食品機械工場(第 11 工場)西側
工場面積:建屋外寸/延床面積:
100m×42m / 4200 ㎡(内トラックヤード 615 ㎡)
建設費用:約 10 億円
生産品目:食品機械 組立調整/製造部事務所
建設計画 増築工場:2023 年 3 月、着工 2023 年 10 月末完成
コメントを投稿するにはログインしてください。