・電動化建機の市場形成を目指す
コマツは11月16日、リチウムイオンバッテリーを搭載した13トンクラスの電動ショベル「PC138E-11」について、国内市場へレンタル機として2024年1月以降に導入を開始すると発表した。。国内市場への導入後欧州市場にも導入することを予定している。電動化市場がまだ形成されていない建設機械において、製品ラインナップを拡充し顧客のニーズに応えることで2050年のカーボンニュートラル実現へ向けた早期の市場形成を目指す。
当該機は、大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載し、電動コンポーネントとバッテリーの冷却システムを集約することで、後端旋回半径を抑えながらも長時間稼働を実現した。将来電動化市場が形成されることが見込まれる各地域で、稼働条件や電源環境などが異なる様々な顧客にレンタル機として使用することで、環境性や安全性を実感してもらうと共に、顧客の声や知見を蓄積し、電動化市場の形成につなげていく。
コマツは2023年度を電動化建機の市場導入元年と位置付けており、今回の市場導入は、その第4弾となる。油圧ショベルは建設機械の中でも汎用性が最も高く、13トンクラスは、都市土木など比較的狭い現場を中心に幅広い現場や用途で使用されることから、当該機の市場導入をきっかけとしてより広範な市場のニーズを開拓し、電動化市場の形成を目指していきく。
コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー(収益向上とESG課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していく。
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