ニデックのグループ会社であるニデックドライブテクノロジー（京都府向日市）は11月10日、新たに精密減速機「KINEX」を開発したと発表した。精密制御用減速機のラインナップを拡充させた。
内接式遊星歯車の精密減速機「KINEX」は、高剛性･高精度の特徴を備え、大･中型多関節ロボットやスカラロボットなどのロボット関節部をはじめ、サーボモータ用減速機としてあらゆるアプリケーションに搭載が可能な減速機。中実軸タイプ「Nシリーズ」と、ケーブルやホースを通せる中空軸タイプ「Cシリーズ」を展開。ニデックの技術を駆使し「静音化」と「メンテナンスフリー」を実現させた。すでに発売済みの精密制御用減速機「FLEXWAVE」と組み合わせることでロボットのすべての関節に対応する減速機のラインナップがそろう他、工作機械や半導体製造装置などの幅広いアプリケーションへも適用が可能。
同社は今後も減速機、無段変速機のノウハウを生かした産業能率機械をさまざまな分野に提供し、生産性向上や自動化に貢献していく。
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