日本鍛圧機械工業会は 10月10日、2023年9月度の鍛圧機械受注実績を発表した。受注総合計は258.6億円と、前年同月比で6.3%減だった。前月は久しぶりの400億円越えだったが、板金機械はその反動もあり国内が特に低調だった。 一部、自動車関連は好調だが、世界を取り巻く経済環境は益々不安定さを増していることもあり、引き続き需要動向は一進一退で推移するものと思われる。
機種別によると、プレス系機械が115.7億円で13.8%増だった。大型・超大型プレスが大幅に伸びた一方、小型・中型プレス、油圧プレス、フォーミングはマイナスとなった。 板金系機械も67.0億円で32.1%減だった。ブレーキは2.0%増だったが、パンチング39.8%減、レーザ・プラズマも48.4%減であった。サービス系は横ばいの0.2%増だった。
国内は113.2億円、前年同月比8.7%の増で、輸送が88.7%増、電気も22.9%増だったが、金属、一般、鉄鋼はマイナスだった。
輸出は69.6億円、前年同月比27.7%減だった。東欧、中南米向のみプラスで、北米向31.2%減、中国向38.0%減、その他地域向もマイナスだった。