イートアンドフーズ、日本最大最速級の餃子製造工場に生産ラインを増設

 ㈱イートアンドフーズ(東京都品川区)は11月6日、関東第三工場(群馬県邑楽郡板倉町)に、餃子・焼売の生産ラインを増設すると発表した。増設するラインの稼働は、2024年3月を予定。これにより、生産能力が現在の約1.2倍に、増加の一途をたどる冷凍餃子市場に対する供給体制を強化し、より加速する。

 関東第三工場は2023年1月より稼働を開始した、日本最大最速級の餃子製造工場。同社主力商品である『大阪王将 羽根つき餃子』の製造ラインを設置。その生産量は、関東第三工場操業以前に比べて約1.5倍に増加した。一方、コロナ禍以降も内食需要の拡大は続いており、今後一層の成長が見込まれる。関東工場ではこれまでも生産体制を拡大してきたが、更なる需要拡大に対応するため、関東第三工場に、餃子・焼売の生産ラインを増設することにした。

 新ラインは、現在『大阪王将 羽根つき餃子』を製造している既存レーン隣のエリア。新ラインは、『大阪王将 羽根つき餃子』および『大阪王将 たれつき肉焼売』のハイブリッド式ラインとなる。2つの製品を切り替えながら生産することで、人気の『大阪王将 羽根つき餃子』の生産能力を伸ばしつつ、発売以降品薄状態が続いている『大阪王将 たれつき肉焼売』を大幅に生産増強する計画。『大阪王将 羽根つき餃子』は、全体で月間約116%、『大阪王将 たれつき肉焼売』に関しても、全体で月間最大生産量が約200%へ増強可能になる。また、商品のリニューアルに伴う製造工程や包装工程の変化・刷新にも対応可能。新技術を積極的に導入し、高品質と安全性の追求、および低コスト運営の両立を図る。それと同時に、このラインでは自然冷媒を用いたスパイラルフリーザーを採用。100%省エネ型自然冷媒の冷凍冷蔵設備を導入することで、「温室効果ガス削減」を目指す。

 関東第三工場は、最大で5つのラインの導入が可能。新ライン増設後、残りのエリアでは新カテゴリーの生産を検討している。

<増設概要>
名称:関東第三工場
所在地:群馬県邑楽郡板倉町泉野二丁目41番13
製造ライン増設に係る投資総額: 約7億円(自然冷媒冷凍機補助金額分含む)
主な生産品目:羽根つき餃子、たれつき肉焼売
本ライン増設後第三工場の生産能力:約1,000t/月 ※羽根つき餃子に換算した場合
稼働開始:2024年3月を予定

 ニュースリリース