・半導体業界の市場拡大に対応
・高機能樹脂加工品の生産・開発・営業拠点
倉敷紡績(クラボウ、大阪市中央区)化成品事業部は11月1日、かねてより建設用地を取得していた熊本事業所(熊本県菊池市)で、新棟建設工事に着手すると発表した。今回の新棟建設は、2018年に続き2棟目の建設で、竣工は2025年3月を予定している。
熊本事業所では、2012年から半導体製造装置に使用される、高機能樹脂加工品の生産・開発・営業を行っているが、今後も継続的な成長が見込まれる半導体市場での需要に対応するための新棟の建設予定地として、2022年8月に隣接している土地を取得していた。
今回の新棟建設では、約31億円を投資して、生産能力と開発体制を現状の2倍以上に増強する。この新棟は、「クリーン化」、「自動化、省人化」、「先進技術、新規ビジネス対応」の3つを実現させる設計としており、今後、市場のさらなる拡大が見込まれる半導体業界において、同社の事業規模を拡大するために柔軟に対応できる体制を整備する。
<熊本事業所の新棟の概要>
場所:熊本県菊池市
名称:「Kumamoto Innovation Center(仮称)」
生産品目:高機能樹脂加工品
敷地面積:5,467㎡
建物:鉄骨2階建 延床面積 6,829㎡
設備内容:クリーンルーム、高機能樹脂の各種加工設備、評価・分析関連装置、自動倉庫 など
投資額:約31億円
操業開始:2025年4月(予定)
<今後のスケジュール>
2024年3月:建築工事着工
2025年3月:竣工(予定)
2025年4月:操業開始(予定)
コメントを投稿するにはログインしてください。