㈱タクマは11月1日、㈱グリーンパワーとおの(岩手県遠野市)向けバイオマス発電プラントを受注したと発表した。
■事業の概要
同事業は、岩手県を中心に土木建築業を手掛ける㈱テラが㈱グリーンパワーとおのを設立して取り組む木質バイオマス発電事業。FIT制度を活用し、地域の間伐材や一般木材を燃料として1,990kWの発電を行う。国内外合わせて640基以上の豊富な納入実績を有し、多様な燃料に対応しながら安定的に稼働する当社のプラントが高く評価され、採用に至った。
■タクマ2MW級バイオマス発電プラントについて
FIT制度下における2MW級の間伐材等由来木質バイオマス発電プラントの受注は、タクマでは12件目となる。タクマの2MWバイオマス発電プラントには以下の特長があり、これらを評価され採用に至った。
1.豊富なバイオマスプラントの納入実績(国内外合わせて640基以上)に基づく、多様な燃料の燃焼に対応可能なプラントシステム
2.高効率な発電と高い省エネルギー性能
3.これまで納入したFIT制度を利用したバイオマス発電プラント(50件以上)において、多くの安定稼働の実績
■タクマの今後の取り組みについて
バイオマス発電事業は、未利用バイオマスの有効活用に加え、林業振興や地域雇用など地域の活性化にも貢献する事業として期待されている。
タクマは今後も、これまでに培ってきた豊富な実績と技術をもとに多種多様なバイオマスの特性に対応した高効率なプラントの提供を通じて、再生可能エネルギーの普及と温室効果ガスの排出削減に貢献し、ESG課題(※1)でも掲げる気候変動対策への貢献、資源・環境保全、お客様・地域との信頼関係の強化を図り、持続可能な社会の形成を目指していく。
(※1)タクマのESGへの取り組みについて
https://www.takuma.co.jp/esg/
<受注概要>
納入先:株式会社グリーンパワーとおの
建設場所:岩手県遠野市青笹町中沢5地割18
設備概要:バイオマス発電プラント(発電出力:1,990kW)
用途:FIT(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)を利用した発電事業
使用燃料:木質チップ(未利用材)
契約期間:2023年9月~2026年11月(竣工予定)