・電動化建機の市場形成を目指す
コマツは9月26日、本田技研工業（以下、Honda）と共同開発した電動マイクロショベル「PC05E-1」（機械質量520kg）を10月より国内市場で発売すると発表した。電動化市場がまだ形成されていない国内の建設機械市場において、多様な機種を導入し顧客のニーズに応えることで2050年のカーボンニュートラル実現へ向けた早期の市場形成を目指す。
当該機は、2022年3月より国内市場に導入している電動マイクロショベル「PC01E-1」の系列拡大機種。コマツの建設機械の中でも小規模な土木・建築工事やガス・電気・配管工事などの現場で利用されることの多い現行のマイクロショベル「PC05-1」に、「PC01E-1」と同様に動力源としてHonda Mobile Power Pack e:（モバイルパワーパック イー※ 以下、着脱式可搬バッテリー）や電動パワーユニット（eGX）を搭載することで電動化を実現している。
コマツは2023年度を電動化建機の市場導入元年と位置付けており、今回の電動マイクロショベル「PC05E-1」の発売はその第三弾となる。当該機の発売などにより、顧客の作業環境改善やカーボンニュートラル実現に貢献することで、電動化市場の形成を目指す。
コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー（収益向上とESG課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造）を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していく。
・公表価格：3,100千円（工場裸渡し消費税抜き）
・販売目標：50台/年（国内のみ）
※：Honda Mobile Power Pack e:は、Hondaが開発した着脱式可搬バッテリー。
詳細は、ニュースリリース
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