・ロボット遠隔操作により重量物のローラーカッターを安全かつ迅速に交換
大成建設は9月14日、地中空間開発と共同でシールドマシンのカッタービット交換工法「THESEUS工法®」の機能を拡張し、シールド機内からロボットの遠隔操作によりローラーカッターを交換できるシステムを開発したと発表した。
同システムの適用により1個当たりの重量が数百kgとなるローラーカッターを安全かつ迅速に交換することが可能となる。
地下の岩盤や巨礫を含む礫層の掘進では、シールド機先端のカッターヘッドに装着するローラーカッターが掘進に伴い摩耗または損傷した場合、地中でのローラーカッター交換作業が必要になる。これまで掘削対象地盤が硬質で切羽の安定が確保される場合は、シールド機外から人力でローラーカッターを交換できるが、巨礫を含む礫地盤では切羽崩壊を防止するために交換用立坑の築造や地盤改良が別途必要となり、工費増大や工期延伸の要因となっていた。
そこで大成建設と地中空間開発は、スライド式交換装置やロボットを活用してシールドマシンのカッタービットを安全に交換できる工法として2021年に共同開発したTHESEUS工法を機能拡張し、ローラーカッターに適用可能な交換システムを開発した。
詳細は、ニュースリリース
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