鍛圧機械、23年8月の受注は7.0%減の261.3億円、国内外とも減少

 日本鍛圧機械工業会は 9月8日、2023年8月度の鍛圧機械受注実績を発表した。受注総合計は261.3億円と、前年同月比で7.0%減だった。板金系は国内・輸出ともに微増だったが、プレス系が国内・輸出ともに減少となった。先月まで比較的好調に推移していたが、世界を取り巻く経済環境の継続的な不安定さと、ここにきて中国経済の先行き懸念の顕在化による影響がでてきていると思われる。

 機種別によると、プレス系機械が109.9億円で20.4%減となった。中型・大型・超大型プレスは伸びたが、小型プレス、油圧プレス、フォーミングはマイナスだった。板金系機械は79.9億円で2.0%増だった。パンチング2.4%増、レーザ・プラズマ14.5%増だったが、ブレーキのみ9.5%減となった。サービス系は10.6%増だった。

 国内は114.3億円、前年同月比5.5%の減であり、電気が42.5%増、輸送も49.1%増となったが、鉄鋼、金属、一般機械はマイナスだった。

 輸出は75.6億円、前年同月比20.9%の減であり、欧州向け3.2倍、インド向け58.1%増、東欧向け2.5倍であったが、北米向け4.2%減、中国向け46.9%減、韓国・台湾向け64.9%減となった。

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