アマダ、SBT申請支援サービスと、CO2モニタリングサービスを開始

・顧客の脱炭素経営を支援

 ㈱アマダとグループ会社 3 社※1 は9月6日、中小企業の顧客を対象とした、SBT※2 申請支援サービスと、SBT 認証取得後の CO2 モニタリングサービスを開始すると発表した。

 中小企業版SBT申請支援サービスでは、SBT認証に必要なデータの取得からCO2削減目標の設定、認証の手続きまでを一貫してサポートする。また、SBTを取得した企業に課せられる毎年のCO2排出量報告義務に関しては、CO2モニタリングサービスにてCO2排出量の算出から開示までを行う。さらに、SBT認証に伴う補助金の優遇措置や、CO2の排出を抑制する新規設備の 導入を支援する。

 SBT認証など、温室効果ガス排出量削減に対する国際認証を取得することで、「サステナブル な企業」として、対外的に脱炭素経営を行う企業として認められる。これにより、SBT認証を取得した企業は、新規取引の拡大、企業の信頼性の確保、金融機関からの融資や政府の補助金の 優遇措置を得ることができる。さらに、企業がこのような脱炭素経営に取り組むことで、新たなビ ジネスの創出、持続的な企業価値の向上につながる。

 現在、日本政府では2050年までにカーボンニュートラル(CO2排出量を実質ゼロ)にする目標を掲げており、脱炭素化への取り組みは、原材料の製造時や製品使用時を含めたサプライチェーン 全体で急速に広がっている。中小企業においても脱炭素化への対応、環境に対する取り組みは急務となっている。アマダグループでは、従来の品質・コスト・納期の3要素に加えて、顧客のカーボンニュートラルへの取り組み支援を行う「QCD+C」を通して、課題解決に貢献する。

◆販売開始時期:2023年9月
◆年間支援目標:1000件/年
◆中小企業版SBT申請支援サービス価格:500千円~
◆CO2モニタリングサービス価格:27千円~/月

※1:グループ会社内訳
・株式会社アマダマシナリー (神奈川県伊勢原市、代表取締役社長:川下 康宏)
・株式会社アマダウエルドテック (神奈川県伊勢原市、代表取締役社長:辻岡 寿康)
・株式会社アマダプレスシステム (神奈川県伊勢原市、代表取締役社長:堀江 喜美雄)

※2:SBT(Science Based Targets)とは 「SBT(科学と整合する温暖化ガス削減目標)」とは、温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協 定」に基づく企業の削減目標のこと。 SBT認証を受けた企業は、個別に設定した温暖化ガスの削減目標が、「世界の気温上昇を産 業革命前より2°Cを十分に下回る水準(Well Below 2°C)に抑え、また1.5°Cに抑えることを目指 す」という国際的な目標に貢献するとみなされる。

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