AeroEdge(栃木県足利市)は9月4日、新工場の建設に着手すると発表した。
主力事業であるチタンアルミブレード生産以外の、新たに受注が見込まれる航空機エンジン部品の新規加工案件の量産化について、既に発表しているが、この新規量産案件に対応するための、新工場に関する詳細が確定したことこら、このほど新工場の建設に着工することにした。
これに伴い、2023年9月1日に天利和紀栃木県副知事や早川尚秀足利市長など、地元関係者を来賓に迎え、森西 淳代表取締役社長ほか同社関係者が出席のうえ、地鎮祭を執り行い、建設工事と工場稼働の安全を祈念した。
同社は、商業用航空機である仏Airbus社製A320neoファミリー機および米Boeing社製737MAX機に搭載されるLEAPエンジン用部品であるチタンアルミブレードの量産・販売を主力事業としているが、新工場建設により、現在受注に向けて量産技術開発並びに顧客と交渉中のチタンアルミブレード以外の新たな量産事業を展開することを目指していく。
また、航空機産業では2050年をターゲットにしたCO2削減目標策定と達成が強く求められており、新工場には、太陽光発電によるグリーンエネルギーを導入するなど、CO2排出量削減に向けても積極的に取り組んでいく。同社は、事業活動によるESGへの取り組みはもちろん、事業活動外でも地域社会連携や地域貢献活動に参加し、顧客・地域・従業員すべてのステークホルダーの満足度向上を図りながら、持続的な成長を目指していく。
<設備投資の概要>
設備投資内容:新工場及び航空機エンジン部品製造設備ほか
生産品目:LEAPエンジン以外の航空機エンジンに搭載される部品
場所:栃木県足利市寺岡町482-6(本社工場敷地内)
投資予定額:1.883百万円(新工場並びに設備総額)
投資開始時期:2023年7月
投資完了時期(予定):2024年6月予定
■ AeroEdge(エアロエッジ)について
AeroEdge(エアロエッジ)は、世界の航空業界でナンバーワンを追求する技術集団です。栃木県足利市に本拠を置く2016年創業の小さな企業が、航空機エンジン製造大手のフランス企業(Safran Aircraft Engines社)から次世代航空機用エンジン「LEAP」に搭載されるタービンブレードの国内初の長期量産サプライヤーに選定され、現在その生産体制の構築を加速しています。AeroEdgeは製造業に軸足を置きながら環境の変化に迅速に対応し、常にリーディングエッジであり続けること、一人ひとりが自主性・創造性を発揮し、他人がやっていない新しいことに果敢に取り組み、新しい価値を創出すること、社会と人々の幸せに寄与することを使命に「ゼロからイチを創る」活動を推進しています。https://aeroedge.co.jp/
ニュースリリース
*リリース内容から一部「ですます調」で表記しています。