東洋エンジニアリング、インドネシアで排ガスを利用する火力発電所追加設備を受注

 東洋エンジニアリング(TOYO)のインドネシア関連会社であるPT Inti Karya Persada Tehnik(イカペテ、IKPT)は9月1日 、PT Energi Listrik Batam(エナジリストリックバタム、ELB)が計画する排ガスを利用する火力発電所追加設備プロジェクトを受注したと発表した。

 ELBはバタム島タンジュン・ウンチャンガス火力発電所で35MW(2機)のシンプルサイクルガス火力発電所(Simple Cycle Power Plant、SCPP)を2016年から商業運転している。

 今回のプロジェクトは、既存のSCPPからの排ガスを利用するコンバインドサイクル発電プラント(Combine Cycle Power Plant、CCPP)を建設し、39MWの能力を増強するもの。その結果、同火力発電所は総発電容量109MWのガス火力発電所となる。

 今回の追加設備で排ガスを利用することにより、総発電容量に対するガス燃料と生産コストを削減するとともに、バタム島ビンタン地域における二酸化炭素排出低減に寄与することになる。これは2060年までにゼロエミッション達成を目標とする、インドネシア政府が掲げる二酸化炭素排出削減計画を推進する取り組みの一環となる。

 TOYO及びIKPTは今後も持続可能な社会の実現およびインドネシア国の経済発展に貢献していく。

<事業概要>
客先:PT Energi Listrik Batam(ELB), メドコパワーインドネシアグループ
受注者:PT Inti Karya Persada Tehnik(IKPT)
建設地:インドネシア リアウ諸州 バタム島
対象設備:火力発電所追加設備(39MW)
役務内容:設計、調達、建設、試運転の一括請負
完成予定:2025年

 ニュースリリース