・生産能力「6,500万枚/月」へ生産力増強
コンタクトレンズの製造販売を行う㈱シード(東京都千代田区)は9月1日、生産力の増強を実現するため、2024年4月の竣工に向けてシード鴻巣研究所(埼玉県鴻巣市)に2号棟別館を建設すると発表した。
鴻巣研究所は、2024年3月期に1号棟の設備更新と3号棟のライン新規増設を実施する。これにより、2023 年3月期末時点での生産能力「5,300万枚/月」を2024年3月期に「5,800万枚/月」まで引き上げる予定。
以上の計画に加え、国内外でのコンタクトレンズの需要拡大への対応を背景として、安定した商品供給と今後の成長 戦略を実現するため、2号棟を延伸し別館の建築をすることとにした。主力製品の「シード1dayPureシリーズ」 を中心に生産体制を強化することで、2号棟別館完成後の鴻巣研究所の生産能力は、「6,500万枚/月」となる見込み。
なお、2号棟別館の製造設備導入後の本格稼働は2025年3月期を予定している。
同社は、今後も商品供給力の強化および顧客のニーズに合った様々なコンタクトレンズの開発製造体制を実現す ることで市場競争力を高めていく。また、海外展開においては、アジアおよびヨーロッパ地域を中心に40以上の国と 地域に展開しており、“Made in Nippon”の品質力を訴求し、海外市場での業容拡大を加速させ、さらなる企業価値 の向上に努めていく。
<シード鴻巣研究所 2号棟別館 概要>
所在地:埼玉県鴻巣市袋 1030 番 7
用途:コンタクトレンズの製造設備
総投資予定額:約 40 億円
資金計画:一部リースによる貸借と金融機関からの借入れ及び自己資金(詳細未定)
建築面積:1,393.31m²
延床面積:1,393.31m²
建設期間 着工予定:2023年9月 / 竣工予定:2024年4月
完成後能力等:1日使い捨ておよび新素材のコンタクトレンズの製造が可能
生産能力:「700 万枚/月」見込み
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