徐工集団（XCMG、中国）の上場子会社で建設機械メーカー、徐工集団工程机械股份有限公司（XCMG Construction Machinery Co.,Ltd.,、本社：江蘇省徐州市）が8月31日に発表した2023年上半期（1～6月）業績によると、売上高は前年同期比4.8％減の513億300万元（約1兆256億円）、営業利益は同5.7％減の38億8,900万元（約778億円）、親会社株主に帰属する純利益は同2.1%減の35億8,900万元（約718億円）となった。（1元は約20円、以下、2023年半年度報告より抜粋）
■2023年上半期の状況
2023年は、中国共産党第20回党大会の精神を全面的に貫き、中国式近代化建設を推進する初の年であります。徐工創立80周年を機に、過去を前に未来を拓く「二段階戦略」の質の高い実行、会社全体の組織再編の年でもあります。上場後の再スタートと「第14次5カ年」の年でもある「計画」は過去と次の着実な実行の年であり、現代建設機械産業システムの構築と世界一流企業の新たな発展パターンの創造の始まりでもあります。
年初以来、複雑かつ刻々と変化する外部環境に直面する中、当社は取締役会のリーダーシップのもと、自信を強め、困難を乗り越え、社内スキルの研鑽に励み、変革を決意してまいりました。上半期の主要な経営指標は引き続き国内業界をリードしており、通期の経営目標を達成するための強固な基盤を築きました。
今年上半期の取り組みは、主に次の 5 つの新しい変更に反映されました。
第一に、戦略的指導イデオロギーが新たな変化を遂げ、内包的な高品質の開発コンセプトがより一般的になりました。
今年上半期、新たな思想体系の指導のもと、内包的な高品質発展概念がさらに普及しました。業界の厳しい状況に直面しながらも、当社は引き続き市場を掌握し、上半期の売上高は512億8,000万元を達成し、そのうち海外売上高は209億元で、前年同期比33.5 %増加しました。新エネルギー製品の売上高は前年比174.9%増の52億円7,000万元を達成、主要製品の規模シェアは前年比1.93ポイント増加、路面フライス加工機械とアスファルトステーションは国内業界で第1位となりました。むこれまでに 15 のホスト製品が国内業界で 1 位にランクされています。英国 KHL の「世界の建設機械メーカー トップ 50」リストで、徐工は 3 年連続で世界第 3 位にランクされ、中国の建設機械業界では 34年連続で第 1 位にランクされました。熾烈な競争にもかかわらず、当社は収益性の改善に手を緩めておらず、上半期は親会社に帰属する純利益が前年同期比31億元増の35億9,000万元を達成しました。第2四半期は13億9,000万元の純コスト削減を達成し、純コスト削減率は4.53%でした。売上総利益率は22.86%で、前年同期比2.44ポイント増加しました。親会社に帰属する売上高純利益率は7%となり、前年同期比0.19ポイント上昇しました。
第二に、産業部門の戦略的配置は新たな変化を遂げており、「5+1」の現代産業システムはより印象的で、より認識できるものになっています。
当社は、建設機械、鉱山機械、農業機械、衛生機械、緊急救助設備、現代サービス産業の「5+1」現代産業システムの新たな青写真を作成し、全従業員の共同努力により、現代産業システムを構築します。システムはより立体的で、豊かで印象的なものになりました。
まず、伝統的な柱産業が着実に発展を遂げています。まず、土木機械は業界が衰退する中、安定的に稼働しており、売上総利益率は前年同期比で2.22ポイント増加しました。
次に、巻上機（クレーン系機械）は「バラスト石」の役割を果たします。トラッククレーンの海外売上高に占める割合は、前年同期比13.91ポイント増加しました。クローラークレーンの国際売上高は前年比66.6%増加し、市場シェアの点で業界をリードしました。タワークレーンとエレベーターのシェアはそれぞれ1.46ポイントと1.31ポイント増加した。トラック用クレーンのシェアは引き続き高水準を維持し、高所作業車の売上高は40.5％増加し業界1位となりました。
第三に、基幹事業部門の「北へ上る」行動計画であり、経営理念を大幅に変更し、スタート前に産業基盤を強化し、エネルギー機器分野の運営を分離します。第 4 に、コンクリート機械は困難に直面するために複数の対策を講じた結果、売上総利益率は前年同期に比べ 0.98 ポイント増加しました。
第五に、道路機械は世界的に好まれるブランドにしっかりと取り組んでおり、高品質の開発傾向は改善し続けており、売上高は前年比66.45％増加し、海外売上高は前年比6.38ポイント増加し、粗利益は前年比6.38％増加しました。マージンは前年同期比2.24ポイント増加し、総合寄与率も順調に上昇、ロードローラー、舗装機、グレーダーは国内業界1位を継続しました。路面プライス加工機械、アスファルトステーションが国内業界No.1に浮上しました。
第二は、戦略的新興産業の急速な発展と成長です。戦略的新興産業からの売上高は123億元で前年比44.5%増加し、売上高の23.99%を占め、前年比8.18ポイント増加しました。
高所作業機械部門の売上高は前年同期比56.43％増加し、高所作業車は国内業界でトップ2に入りました。
鉱山機械は、完全無人化、電動化、コネクテッド製品の優位性を生み出すために全力を尽くし、売上高が40.86%増加し、徐々に新たな柱産業となりつつあり、新エネルギー製品の売上高は前年同期比4.27倍に増加しました。
衛生機械の売上高とシェアの伸びは業界を上回り、新エネルギー製品の売上高は前年比 206.5% 増加しました。
港湾機械は引き続き成長の勢いを維持し、国際売上高は 1.27 倍、主要売上高は 11.53% 増加しました。
フォークリフトは電動化製品の利点を生み出し続けており、その売上高は 1.15 倍に増加し、同社のグリーン産業の典型的な実証となっています。
農業機械が懸命に働き始め、徐々に実を結び、トラクターやハーベスターがまとめて納入されました。同社のシステム改革における徐工漢雲在公司（XCMG Hanyun）の役割が徐々に明らかになり、開発戦略をさらに明確にし、B+ラウンドの資金調達を完了し、中国のデュアルクロスプラットフォームで2位に浮上しました。
第三に、コアコンポーネントが本業の発展を強力にサポートします。
油圧、トランスミッション、鋳物、四輪・ベルト、モーター等の部品会社の役割を最大限に発揮し、技術の独立化・制御可能化、供給確保とコスト削減を図るとともに、主力のエンジン工場が立場を持ち、部品会社がそれを追うという調整機構を構築・形成しました。
今年上半期の油圧シリンダーの内部適合率は66.31%で、昨年と比べて10ポイント以上増加しました。小型ショベル用バルブの内部一致率は 48.97% で、8 ポイント以上増加しました。中型ショベル用バルブの内部一致率は 70.54% で、2 ％以上増加しました。駆動軸の内部一致率は 77.72% で、30 パーセントポイント以上増加。内部一致率は 4 -ホイールとベルト 1 本の割合は 93.79% で、17 パーセントポイント以上増加しました。中核となる部品およびコンポーネント業界の品質は着実に向上している一方、外部市場も拡大し続けており、全体の外部売上高は前年比 32.9% 増加しました。
第三に、海外体制の運営体制が新たに変更され、グローバル市場の開拓力がより強固かつ優れたものとなりました。
「全体状況を管理する本社、地域集中、製品ライン構築」の考えに従って、「金融・IT」を中心に、「情報化、人材、スペアパーツの物流」を重視し、海外事業を重視しています。私たちは海外資産の安全性とコンプライアンス管理を非常に重視し、欠点を補い、人材を強化し、品質と効率を向上させ、国際化の主要戦略の実行を統合的に推進するためのより明確な道筋を持っています。
今年上半期には、輸出売上高が再び過去最高を記録し、西アジア、北アフリカ、中央アメリカは 200% 以上、ヨーロッパは 150% 以上、中央アジアと中央アメリカは 150% 以上成長し、ほとんどの地域で急成長しました。
北米はほぼ 100% 成長し、ほとんどの製品が急速に成長しました。高所作業車、フライス加工機械、消防車は 300% 以上増加し、オールテレーンクレーン、トラック搭載クレーン、港湾クレーン、スキッド ステア ローダーは 300% 以上増加しました。クローラークレーン、鉱山機械、ロードローラー、舗装機、コンクリートミキサー車は 50% 以上増加し、油圧ショベルとオフロードクレーンは 20% 以上増加しました。
海外企業は相乗効果と発展において多くの能力を蓄積しており、売上高は前年比27%増加するなど、高い成長の勢いを維持し続けています。ドイツのシュウィング社の売上高は前年同期比 25.6% 増加しました。徐工 ブラジル マニュファクチャリングの売上高は急速な成長を維持しており、収益性は大幅に増加しており、徐工 ブラジル銀行は、徐工 ブラジル マニュファクチャリングの発展と成長を全面的にサポートし、強固かつ効果的なリスク管理を行っています。同社は第5回520 徐工国際顧客フェスティバルを成功裡に開催し、初めてアジア、アフリカ、ヨーロッパ、米国、オーストラリアの5大陸に16のオンラインおよびオフラインの海外支社会場を同時に設置しました。注目を集め、1,000 人以上の顧客を XCMG に引きつけました。今年上半期の同社の全体的な海外売上高は209億元で、前年同期比33.5％増加し、海外売上高に占める割合は40.75％に上昇しました。
第四に、技術革新システムの改革は新たな変化を遂げており、エベレスト登頂への自信がより強固になっています。
徐工は、ハイエンド開発を指導し、徐工の「1+6+N」イノベーションシステムレイアウトを正確に実装し、総合研究所が主導し、本社研究開発機関とさまざまな産業研究開発機関が調整する2レベルの研究開発システム構造を確立しました。 新エネルギー研究所、インテリジェントマニュファクチャリング研究所、インテリジェントデジタル研究所、部品研究所、産業技術研究所、未来製品研究所の6つの主要研究機関が連携し、各事業部門と連携してトップレベルの研究を推進、徐工 の革新的な戦略計画の設計と全体的な推進、技術計画と製品計画により、当社は産業用エベレストの頂上に到達する自信を深めています。今年上半期には403件の科学研究開発プロジェクトが組織・実施され、280以上の新製品が発売されました。当社は、水素エネルギー技術の研究と産業チェーン全体の応用における画期的な進歩を促進するために、宝鋼有限公司と共同実験室を締結および発表し、トヨタ自動車と戦略的協力協定を締結しました。本社プラットフォームを強化し、支店や子会社と連携するマトリックス品質のシステム アーキテクチャを段階的に構築し、システムの有効性、製品の信頼性、プロセス保証機能を徐々に向上させます。
今年上半期の時点で、当社は2,817件の発明特許と206件の国際特許を含む10,586件の有効な認可特許を累積的に所有しており、累積的に5つの国際標準と262の国家標準および業界標準を策定、改訂、発行、実装しています。国家重点研究開発計画「建設機械用高圧多方弁」が高い基準でプロジェクトの総合性能評価を通過、徐工研究所の「クローラクレーン」と徐工ヘビーの「車両油圧制御ステアリングシステムおよび制御方法」第1回「江蘇特許賞」金賞を受賞しました。
第五に、経営革新の組織プロセスは新たな変化を遂げ、システムとメカニズムの活力がより刺激的になっています。半年以上にわたるトップレベルの計画を経て、戦略計画「第14次5カ年計画」の中期改定が完了し、経営革新を企業発展の原動力として初めて位置づけました。国際化を柱にイノベーションと技術革新を推進し、経営改革は着実に進展し、成果をあげています。
1つ目は、会長のインテリジェントデータトランスフォーメーションNo.1プロジェクトを徹底的に推進し、バリューチェーンマネジメント全体の改革を推進することです。業界調整期間の懸命な努力の機会をしっかりと捉え、世界のトップコンサルティング会社と深く協力し、「六経線と六緯度」の青写真に焦点を当て、研究開発とイノベーション、サプライチェーン、インテリジェントな製造と品質、マーケティングを深く推進します。サービス、財務管理、人事などバリューチェーン全体のマネジメントを変革し、ビジネスプロセスのデジタル化を通じて高品質な発展への新たな原動力を生み出します。
第二に、国有企業の改革を徹底的に推進し、制度とメカニズムの優位性の活力を刺激することです。我々は引き続き国有企業改革の可能性を活用し、約2,000人を対象とする譲渡制限付株式奨励制度を導入し、専門管理者制度の導入を全面的に深化させ、中国の特色と徐工の特色を備えた現代企業制度をより明確にします。
3つ目は人材戦略の深化です。人材が第一の資源であるという原則を堅持し、人材の「選抜、維持、退職」の管理メカニズムを改善し、大気文化と四大精神の推進に力を入れ、「徐工 （XCMG）」は最も価値ある人材のリストのトップに立ちました。10年連続で業界のブランドに選ばれ、ブランド価値は1,136億1,900万元に達しました。7月20日、江蘇省は徐州市で「国家建設機械先進製造クラスター革新発展会議」を開催し、同社会長は「パイロット・アンド・クライム」行動計画を厳粛に発表し、同社の会長は厳粛に「Pilot and Climb」行動計画を発表し、産業クラスターチェーンの主要企業としての徐工の使命と責任を対外的に示しました。
今年下半期、同社は「高品質、リスク管理、世界一流、安定成長」の経営開発方針を揺るぎなく守り、業界の「5つの近代化」の変革とアップグレードを推進します。年間運営目標を揺るぎなく堅持し、下半期の主要タスクを揺るぎなく堅持します。揺るがず、社内スキルの練習に熱心に取り組み、変化と革新を行い、「戦略的解読マップ」を描くために全力を尽くし、「 「3つの厳しい戦い」を乗り越え、「パイロット＆クライム」の道を歩み、株主にとってより大きな価値を創造します。
深圳証券取引所開示ページ（コード000425）
＊リリース内容から「ですます調」で表記しています。
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