不二越、小型協働ロボット「CMZ05」を市場投入

 ㈱不二越は8月25日、MZシリーズで培った設計ノウハウを活用し、高速・高精度の性能はそのままに、安全性や操作性を格段に向上させた小型協働ロボット「CMZ05」を市場投入すると発表した。従来の協働ロボットを大きく上回る性能でロボットの活用分野を拡大し、自動化ニーズを取り込んでいく。オープン価格で、販売目標は年間2,000台。

 少子高齢化に伴う世界的な労働人口の減少や人件費の高騰などを背景に、ものづくりの現場では、ロボット導入による自動化の取り組みが加速している。

 特に、協働ロボットは、人との接触を検知して停止する安全機能を備えることで安全柵が不要なため、省スペース化や柔軟な生産ラインの構築が可能であり、業種を問わず導入事例が増加している。一方で、一般的に、協働ロボットは人や非協働のロボットと比べて動作速度が遅く、生産性が劣ることから、安全性と高速化の両立、およびさらなる高精度化が課題となっている。

 不二越は、高速・軽量コンパクトロボット「MZシリーズ」のラインナップ拡充を進め、2022年3月には、さらなる高速・高精度化ニーズに対応した小型ロボット「MZ Fシリーズ」を市場投入し、ものづくりの現場の生産性向上に貢献している。

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