三菱ケミカルグループ 、γ-ブチロラクトン(GBL)の生産能力を増強

 三菱ケミカルグループ (東京都千代田区)は8月3日、岡山事業所(岡山県倉敷市)においてγ-ブチロラクトン(ガンマブチロラクトン、GBL)の生産能力の増強を決定したと発表した。増強能力2,000t/年で、2024年7月の稼働を予定している。

 GBLはコンデンサ用電解液や半導体洗浄、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)の原料等の用途に使用されている高純度溶剤。NMPはリチウムイオン電池材料や、半導体洗浄等の用途に使用されている。同社グループは国内唯一のGBL・NMPメーカーとして、国内市場においてトップシェアを誇っている。

 リチウムイオン電池や半導体市場は今後も継続的な成長が見込まれており、旺盛な国内需要に対応するため、今回、GBLの能力増強を決定した。同社グループは、EVおよびエレクトロニクス産業のさらなる発展と持続可能な社会に貢献していく。

<設備投資概要>
立地:三菱ケミカル株式会社岡山事業所(岡山県倉敷市潮通3-10
製品名:γ-ブチロラクトン
現生産能力:18,000t/年
増強後生産能力:20,000t/年
増強完成時期:2024年7月(予定

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