日置電機 （HIOKI、長野県上田市）は8月23日、大和ハウス工業と上田市川西地区の土地建物の売買契約を締結したと発表した。
売買契約を締結した土地建物は、工場用として現在本社工場内にある生産プロセスの一部を移設する。これにより生産に十分な広さを確保し、生産能力の増強をはかる。また本社工場から約2kmに位置し立地条件が良いことから、この土地建物取得のための契約に至った。
今後は生産体制にあわせた建物の改修などを行い、2024年3月頃の工場稼働を予定している。同社はこれまでに本社工場（上田市）、坂城工場（坂城町）を開設しており、3つ目の工場開設となる。
同社は長期経営方針「ビジョン2030」の実現に向け、変化する世界市場に対応した生産・サービス体制を強化し、よりタイムリーで高品質な製品を顧客に提供していく。
＜取得予定の土地建物の概要＞
建物所在地：長野県上田市仁古田886-1
事業内容：電気計測器の開発、生産、販売・サービス
取得目的：生産フロア拡大による生産能力増強と倉庫スペース確保
土地面積：10,874 ㎡
建物・延床面積：鉄骨造り3階建・4,901 ㎡
＜土地建物取得までの予定＞
・2023年8月： 現所有者（大和ハウス工業）と売買契約を締結
・2023年9月~2024年3月： 法適合工事、建物修繕工事を実施、改修工事と並行し一部工場稼働
・2024年6月： 大和ハウス工業から土地建物を取得（土地建物の引き渡し）
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