・ロボットによる施工範囲を大幅に拡大し、さらなる省力化・効率化を実現
大成建設と日建リース工業は8月9日 、2016年に開発し建設現場に導入してきたコンクリート床仕上げロボット「T-iROBO Slab Finisher」に新機能を搭載し、床仕上げのほとんどの施工局面で利用できるように性能を向上させたと発表した。これにより、同ロボットの適用範囲が大幅に拡大し、建設現場での床仕上げ作業のさらなる省人化、効率化が可能となる。
建設現場においてコンクリート床仕上げは施工上重要な作業の一つですが、専門作業員である土間工が鏝(以下、コテ)を使ってコンクリート表面を平滑に均す作業は、常時中腰の体勢で長時間にわたって行われる場合が多いため、土間工の身体への負担が大きく、労働環境の改善が求められていた。
そこで大成建設と日建リース工業は、コンクリート床仕上げ作業のうち、表面を平滑に仕上げるロボット「T-iROBO Slab Finisher」を開発し建設現場に導入、土間工による床仕上げ作業の省力化に役立ててきた。今回、両社は同ロボットにコテの回転方向を制御する機能やコテの回転数および角度の可変機能を新たに搭載することで、その性能の大幅な向上に成功した。新機能の搭載により、コンクリート床の凹凸をなくし、コンクリート表面を密な仕上がりとする「アマ出し」作業や、徐々に硬化するコンクリートの表面を数回にわたりコテで均す「仕上げ」作業を本ロボットで行えるようになり、コンクリート床仕上げ作業全般へのロボットの適用を可能にした。
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