日精樹脂工業が8月10日に発表した2024年3月期第1四半期(4〜6月)連結業績によると、欧米および中国等の景気後退、需要の低下等から売上高は105億2百万円(前年同四半期比12.9%減)となった。利益面については、営業利益は4億8千4百万円(前年同期比44.2%減)、経常利益は5億9千4百万 円(同47.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億9千6百万円(前年同期比38.7% 減)となった。
製品別売上高については、射出 成形機売上高74億9千万円(前年同期比19.9%減)、周辺機器売上高が6億3千2百万円(同35.6%増)、営 業部品の売上高が19億3千9百万円(同8.7%増)、金型等の売上高が4億4千万円(同3.2%減)となった。
■セグメント業績
①日本 :射出成形機の需要が低調だったこと等から、売上高(外部売上高)は32億2千2百万円(前年同期比15.5% 減)、セグメント利益は4億1百万円(同61.1%減)となった。
②欧米地域 :原材料価格の高騰および欧州での射出成形機の需要が低調だったこと等から、売上高(外部売上高)は54億9千 8百万円(前年同期比2.3%減)、セグメント利益は1億4百万円(同47.4%減)となった。
③アジア地域 :自動車関連では、EV関連の引き合いが増加しているが、全体として需要が低調だったこと等から、売上高 (外部売上高)は17億8千1百万円(前年同期比32.1%減)、セグメント利益は5千1百万円(同1.3%増)と なった。
■ 連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2024年3月期の連結業績見通しについては、前回発表(下記)を据え置いた。
売上高460億円 (前年同期比11.9%減)、営業利益12億円(同55.3%減)、経常利益13億円(同46.5%減)、親会社株 主に帰属する当期純利益9億円(同51.0%減)を予想している。
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