㈱タダノは7月31日、中型橋梁点検車「BT-300」を 8 月 1 日より発売すると発表した。
■開発コンセプト
道路、橋梁などの保守点検、メンテナンス、修繕に活躍するブリッジチェッカーシリーズに、中型免許 で運転可能な中型橋梁点検車「BT-300」を新開発。デッキの更なる差し込み長さを確保。また橋梁へのアプローチ性向上のために、デッキ本体に 180°旋 回機能を搭載した。 道路インフラの老朽化の課題解消に向け、さらなる社会の発展をサポートする。
■特徴
・多様な作業にも対応
デッキ本体に 180°の旋回機能を追加し、デッキ作業範囲を約 73%拡大(既存モデルの BT-200 との比較)。 デッキ最大差し込み長さ 8.7m、デッキ積載荷重は余裕の 280 ㎏確保した。さらにデッキ本体のコンパ クト化とスリム化で取り廻しが容易となり、橋梁の主桁内や橋台へのアプローチも可能。
・一般道の歩道越えにも対応
設置占有幅 3.0m で最大歩道越え懐幅 3.2m を確保。車道設置で標準的な歩道乗り越えを可能とした。
・車両右側作業が可能
右側アウトリガの張出により、車両右側性能を確保。これにより一方通行の高速道路や、自動車専用道 路の追い越し車線側からの桁下アプローチが可能になった。
・中型免許で運転可能
中型免許で運転可能とするため、車両総重量を 11t 未満に抑えた。既存モデルである BT-200(車両 総重量 8t 未満)と BT-400(車両総重量 25t 未満)との中間機種として、現場のニーズに対し適材適所な車 両を提供する。
<発売概要>
製品名:BT-300
販売価格:4,230 万円 税別
発売日:2023 年 8 月 1 日(火)
販売目標台数:年間 15 台
■株式会社タダノについて
1955 年に日本初の油圧式トラッククレーンを開発し、建設用クレーンのトップ企業として業界を牽引。 常に時代のニーズを捉えた製品開発に力を入れ、LE(Lifting Equipment)事業で世界ナンバー1を目指している。1990 年に FAUN 社、2019 年に Demag ブランドのクレーン事業を買収し、さらなるグローバル化 に取り組んでいる。
また、地域社会・国際社会発展への貢献と地球環境の保全に役立つ事業活動を推進し、すべてのステー クホルダーの期待に応え、「世界に、そして未来に誇れる企業」を目指している。
<会社概要>
会社名:株式会社タダノ
所在地:香川県高松市新田町甲 34 番地
代表者:代表取締役社長・CEO 氏家 俊明
設立:1948 年 8 月 24 日 URL:https://www.tadano.co.jp/
事業内容:建設用クレーン、車両搭載型クレーン及び高所作業車等の製造販売
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