㈱日立産機システムは7月24日、高機能で使いやすく安全性を高めた小型高機能インバータ「WJシリーズC1」を7月より出荷開始すると発表した。
産業用インバータは、モータの回転数制御を行い、ポンプ、ファンなどの省エネルギー化を実現するもので、各種コンベアや各種FA装置、マテリアルハンドリング装置の駆動源として幅広く利用されている。近年はFAシステムの高度化に伴い、インバータの高機能化が進むとともに、操作性の向上も求められています。また、FAシステムの安全規格への対応が必要となるほか、長期間安定して使用するために、メンテナンス性の向上と、更新時の互換性の確保も求められるなど、インバータに求められるニーズは多岐にわたっている。
「WJシリーズC1」は、FAシステムの高度化に伴いインバータに実装した豊富な機能を容易に操作するため、従来シリーズで4桁表示としていた7セグメントディスプレーを5桁に増やすことに加えて、JOGダイヤルを採用することにより、パラメータの設定を容易にした。また、国際的な機能安全規格SIL3に標準対応し、生産ラインの安全に貢献する。
さらに、インバータに搭載する冷却ファンと主回路コンデンサの寿命診断機能に加え、今回新たにパワーモジュールと突入防止用リレーの寿命診断機能を追加することで、メンテナンス時期を事前に把握し、効率的なメンテナンスが行えるようになる。また、シミュレーションモード機能を搭載し、FAシステムの試運転時間の短縮とシステムダウンによる生産ラインへの影響を未然に防ぎ、FAシステムの安定稼働に貢献する。
高度化・多様化するFAシステムに対応して、「WJシリーズC1」はコンパクトなインバータとして高機能性と使いやすさを追求し、顧客の設備の安定稼働と省エネルギー化に貢献する。
詳細は、ニュースリリース
コメントを投稿するにはログインしてください。