アクティオと大成建設、ミキサー車の生コン自動供給装置「T-コンサプライヤー」を開発

・生コン吹付け・打設時の作業環境改善、省人化を実現

 総合建設機械レンタルの㈱アクティオ大成建設は7月21日、山岳トンネルやダム工事などのコンクリート吹付けや打設作業において、ミキサー車からの生コン供給を自動化する装置「T-コンサプライヤー」を共同で開発したと発表した。同装置は既存のミキサー車に後付けが可能で、従来のように人力で生コンの供給操作を行う必要がないことから、コンクリート吹付けや打設時の作業環境改善と省人化が図られ、担い手不足の解消につながることが期待される。アクティオは、装置の設計・製作、および実証実験を行う。

 建設業界では全産業の中でも高齢化の進行と就労者数の減少が著しく、今後の担い手不足が深刻な懸案事項となっている。そうした中、山岳トンネル工事でのコンクリート吹付けや、ダム、明かり工事でのコンクリート打設作業では、粉じんや排気ガスの発生、低温・高温といった過酷な環境下でも、生コンを連続して供給するためミキサー車の操作を人力で行う必要があり作業完了までミキサー車から離れられない現状だった。このような状況を踏まえ、担い手不足に対応する上でも自動化や新技術の開発などによる作業環境改善と省人化に向けた取り組みが急務となっていた。

 そこでアクティオと大成建設は、吹付け機やコンクリートポンプの生コン使用量に合わせて、ミキサー車のドラム回転数を自動制御しながら生コンを自動供給する装置「T-コンサプライヤー」を開発した。

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 ニュースリリース(大成建設)