村田機械、クラウドベースのIoT統合型製造実行システムを発売

 村田機械(京都市伏見区)は7月11日、クラウドベースのIoT統合型製造実行システム「Information Organizer」を開発、ムラテックフロンティアを通じ、7月12日より販売を開始すると発表した。

 なお、ムラテックフロンティアでは7月12日より開幕の「第7回 プレス・板金・フォーミング展 MF-TOKYO2023」(東4ホール 4-28)にて「Information Organizer」を出展する。

 Information Organizerは、様々な工場設備をIoTでつなぎヒト・モノ・設備を最適管理できる、製造現場のDXを手軽に実現するクラウド型製造実行システム(MES)。工場内のIoT設備など現場から収集した様々なデータをクラウドのデータベースに集約して見える化し、最適な製造環境を構築する。生産進捗のリアルタイム管理やIoT設備の稼働監視、人員配置の最適化など、自社実践で培った多彩なコンポーネントから構成され、必要な機能だけをフレキシブルに選択できるのが特徴。

Information Organizerは、自社工場のモノづくりにおけるIoTノウハウを取り込んで開発したシステム製品。紡績機械・工作機械・マテハン機器などを手掛ける村田機械では、各工場において、部品加工から組立、大量生産から多品種少量生産、安定的な需要のあるものから生産変動の多い製品まで様々な形態のモノづくりを行っており、QCD改善のためDX推進に注力している。また、様々なメーカーの設備を使用する工場のIoTで課題となるシームレスなデータ収集には、デジタル複合機やセキュリティ機器などのICT製品を手掛ける情報機器事業の開発力を生かし、FA向けの取り組みを支えるプラットフォームとして社内で開発・運用してきたシステムをクラウド化し、製品化した。

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