鍛圧機械、23年6月の受注は22.4%減の340.9億円、昨年同月が突出

 日本鍛圧機械工業会は 7月10日、2023年6月度の鍛圧機械受注実績を発表した。受注総合計は340.9億円と、前年同月比で22.4%減となったが、昨年同月が突出していたこともあり前年同月比としては下がった。しかしながら、2か月連続で300億円を 超えており緩やかな回復基調となっている。とはいえ、まだまだ世界を取り巻く経済環境における不安定要因は存在しており、予断を許さない状況ともいえる。

 機種別によると、プレス系機械が125.8億円で37.0%減となった。フォーミングのみ65.1%増で、小型・中型・大型・超大型プレス、油圧プレスいずれもマイナスであった。板金系機械は136.5億円で3カ月ぶりに100億円を超えたが、15.6%減であり、パンチンク23.5%減、レーザ・プラズマ13.1%減、ブレーキ10.6%減であった。

 国内は152.5億円、前年同月比27.4%の減であり、金属、電気、自動車関連、鉄鋼、一般機械いずれもマイナスだった。

 輸出は109.7億円、前年同月比27.4%の減となった。欧州向け11.8倍、インド向け2.7倍、東南アジア向け18.1%増となったが、北米向け、中国向け、韓国・台湾向けはマイナスとなった。

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