三菱ロジスネクスト、欧州市場向けのフォークリフト「EDiA XL」が独「レッドドット・デザイン賞」を受賞

・モダンデザインや優れたパフォーマンス性などで高い評価

・歴史あるデザイン賞の受賞により、EDiA XL の高い革新性が国際的に評価

・欧州で初めて自社開発、安全性・操作性・省エネルギー性を追求

 三菱重工グループの三菱ロジスネクストは7月10日、 欧州統括会社の Mitsubishi Logisnext Europe B.V.(以下、MLE)により生産・販売されている、欧州市場向けのフォー クリフト「EDiA XL」が、ドイツの国際的なデザイン賞である 2023 年「レッドドット・デザイン賞(Red Dot Award)」を受賞したと発表した。

■ レッドドット・デザイン賞の概要と今回の受賞について
 レッドドット・デザイン賞は、ドイツで 1955 年に設立された国際的なデザイン賞。ドイツの「iF デザイン賞」・アメリカ の「IDEA」と並び、世界 3 大デザイン賞の 1 つに数えられている。同賞は、Product Design 部門・Brands & Communication Design 部門・Design Concept 部門の 3 部門で構成されている。そして今回 EDiA XL は、モダンなデザインやエネルギー効 率の改善による優れたパフォーマンス性などが高く評価され、Product Design 部門での受賞となった。

■ EDiA XL の特長
 EDiA XL は、三菱ロジスネクストグループが欧州で初めて自社開発した、中型カウンターバランスタイプバッテリー式フォークリフトで、MLE のフィンランド工場で開発された後、2021 年 6 月から同社スペイン工場で生産が開始された。 さまざまな最新機能が EDiA XL には搭載されており、主に安全性・操作性・省エネルギー性を追求した仕様となっている。 このうち安全性では、「坂道停止機能付き自動パーキングブレ ーキ」を搭載し、坂道などでの思いがけないずり下がりを防止している。また操作性では、「感応式駆動システム」の装備により、運転者の特性に応じて加速度を変化させることができる。例え ば、レバーやペダルの操作速度に連動して、車両が素早く、あるいはゆったりと動く。 さらに省エネルギー性では、必要な時にのみ駆動力をアップすることでパワフルな走行を実現する「走行自動ブースト機能 (オートブースト)」の採用により、無駄なエネルギー消費を抑えることができる。

 発売開始以来、EDiA XL は欧州での販売台数を順調に伸ばしており、同型機種における 2022 年度の台数は前年度比の約 3 倍に 達した。三菱ロジスネクストグループは今後も、EDiA XL の開発を通じて培った技術と経験を生かし、欧米や日本が直面するさまざまな物 流現場での課題に対し、顧客の用途に寄り添った製品開発を行っていく。

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