日鉄エンジニアリング(東京都品川区)は6月29日、日本食品化工(東京都千代田区)より、富士工場向けのガスタービン・コージェネレーション設備1基※の設計・調達・建設(EPC)及び維持管理業務委託を受注したと発表した。
日本食品化工の主力工場である富士工場では、これまで重油を燃料とするボイラおよび蒸気タービンにより製造過程で利用するエネルギー(電力・蒸気)を生産していたが、同設備の新規導入により同工場のCO2排出量を2018年度比で22.8%削減することが可能となる。
同社は、「長期経営ビジョンNSK 2030」の中で、2030年までの温室効果ガス総排出量の削減目標(2016 年度比▲15%)の実現に向けて様々な取り組みを進めており、その一環として富士工場の脱炭素化・長期的な運営体制構築にあたり、日鉄エンジニアリングの高効率なエネルギー設備提案、エンジニアリング体制及び国内外での安定操業の実績を評価していただき、同設備を採用した。
日鉄エンジニアリングは、高効率な排熱回収技術をはじめとするエンジニアリング技術、豊富なエネルギープラントの建設・操業の実績、エネルギー安定供給のノウハウを組み合わせ、今後とも顧客のニーズに合わせたエネルギーソリューションを提案していく。
※ コージェネレーション設備(燃料 天然ガス、発電端出力8MW、蒸気供給量40㌧/h)の設計・調達・建設(EPC)及びの維持管理業務