ナブテスコは6月23日、パリ航空ショーにおいて米国のThe Boeing Company(以下、ボーイング社)と既存機並びに将来開発機向けに新たな付加 価値の創出を狙い、今後のアクチュエーション技術開発の協業範囲を拡大する覚書を締結したと発表した。
この覚書は、航空宇宙カンパニーの主力ドメインであるフライトコントロール(飛行制御)分野 で、2050年までに航空宇宙産業の脱炭素化の実現を目指す世界屈指の機体製造会社とこれまで以上に緊密な連携を図り、業界に先駆けて新しいテクノロジーやソリューションを創造していくこ とを目的とし合意された。長年、両社が蓄積してきた技術、生産技術力を最大限活用し、開発から生産に至るまでの工程効率化の検討に加え、航空機CO2排出物基準に適合した環境性能の 高い機体の導入を目指して技術・製品開発を共同で進めていく。
ナブテスコは、45年以上に亘るボーイング社とのビジネスを通じ強固なパートナーシップを築いてきた。今長期ビジョンに掲げたInnovation in Actionを実践すべく、今後も大切な顧客と共に持続可能な航空宇宙産業の未来に向け、各種開発に取り組んでいく。