東亜建設工業及びフィリピン共和国のイクイ・パルコ社の共同企業体(JV)は、6月14日、同国公共事業道路省より、同国マニラ首都圏南方に位置するカビテ州において、日本政府の円借款による分水路の建設及び排水路・河川改修等の洪水対策プロジェクトを受注したと発表した。契約金額は、JV全体で約120億円、工期は約39ヵ月。
受注した工事は、サンファン分水路(2.4km)・マリマンゴ分水路I(0.5km)・マリマンゴ分水路II(0.4km)を建設するもの。
カビテ州は、マニラ首都圏に隣接し経済発展上重要な地域の一つでありながら、洪水に対して脆弱性があり、同工事で洪水対策及び雨水排水対策を実施することにより洪水被害の軽減を図っていく。
今後も日本政府はフィリピン共和国への経済協力を推し進めていくものと期待され、東亜建設工業も同国での事業を重点分野の一つと位置付けている。同工事をはじめとして、今後も多様なインフラプロジェクトへの参画を通じて、同国の持続的な発展や地域住民の生活向上に貢献していく。
<工事概要>
工事名 : カビテ州産業地域洪水リスク管理計画プロジェクト
発注者 : フィリピン共和国 公共事業道路省
請負者 : 東亜建設工業株式会社・Equi-Parco Construction Company 共同企業体
完成時期 : 2026年予定
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