中村留精密工業(石川県白山市)は6月9日、新たに第13工場となる「MAGI」が7月に竣工すると発表した。
建屋名「MAGI」は社内公募により決定した。複合加工機で魔法(Magic)のように顧客の負担を削る。そして東方の三賢者マギのごとくP11,12と新工場が三位一体であることから「MAGI」と名付けた。
新工場は本社に位置し、工場棟は2階建ての総面積7,050㎡。ユニットの製作から製品仕上げの組立までを一気通貫で行う。加えて、AGV夜間自動搬送を導入し作業負担軽減を図り、作業効率をアップ。また、検査装置と品質管理システムを最大限に活用し、品質管理や品質保証の向上を目指す。
同社では新工場の竣工により、これまでの製造工程に比べて約35%増の生産能力を見込んでいる。更なる生産性の向上と品質の向上に努め、需要に応じた製品供給を行うことで現場の負担を削り、ものづくりに携わる人の生活を豊かにできるよう今後も貢献していくとしている。
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