鍛圧機械、23年5月の受注は2.5%増の320.8億円

 日本鍛圧機械工業会は 6月8日、2023年5月度の鍛圧機械受注実績を発表した。受注総合計は320.8億円と、前年同月比で2.5%増となった。特にプレス系の輸出で大型案件があり、全体を押し上げており、プレス系の国内および板金系内外において はマイナスとなっている。まだまだウクライナ問題や米中問題等といった経済環境における不安定要因が影響して、全体的には弱含みの基調といえる。

 機種別によると、プレス系機械が164.3億円で7.1%増となった。小型プレス36.9%増、大型プレス66.6%増、油圧プレス17.1%増、フォーミング2.2倍だったが、超大型・中型プレスはマイナスでだった。 板金系機械は87.6億円で9.5%減であり、プレスブレーキが31.1%増だったが、パンチンク40.2%減、レーザ・プラズマも10.3%減となった。

 国内は98.8億円、前年同月比17.4%の減であり、金属50.6%増、電気45.8%増だったが、自動車関連、鉄鋼、一般機械はいずれもマイナスだった。

 輸出は153.1億円、前年同月比17.2%増となった。インド向けが13.3倍と大幅増、北米向けも4.2倍だったが、中国向け、欧州向け、韓国・台湾向け、東南アジア向けはマイナスとなった。

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