東洋合成工業(東京都台東区)は、淡路工場(兵庫県淡路市)において、 半導体向け溶剤を充填する屋内充填所を新設すると発表した。稼働開始 は 2024 年3月末の予定。
今後の持続可能な脱炭素社会の実現に向けて、あらゆるデバイスの最適運用が必須とされ、 リアルタイムネットワークの大容量化、AI の活用も企図され、電子デバイスや半導体が未来の 社会インフラを担うと期待され、中長期的な需要拡大が見込まれている。
淡路工場では、半導体の製造に使用されるシリコンウエハーの洗浄液などに使う溶剤を約10品目生産し、国内外の半導体メーカーなどに供給しており、特に先端半導体分野においては、回路の微細化が進み、より純度の高い溶剤の需要が増加している。これらに対応するため、屋内充填所を新たに建設する。
<設備投資の概要>
名称:東洋合成工業 淡路工場
工場所在地:兵庫県淡路市生穂新島 9 番 1 号
投資額:約10億円