・Smart Constructionソリューションとの連携により、点群データの活用がよりスムーズに
㈱EARTHBRAIN (アースブレイン)は6月1日、Webブラウザ上で手軽に点群編集が可能なアプリ「Smart Construction Pointworks」(以下、同アプリ)を提供開始すると発表した。
これまで、ドローンやレーザースキャナーで現場の地形を点群化した際、点群データの閲覧や編集をするには、高価なソフトウェアをハイスペックなPCにインストールするなどの対応が必要でしたが、同アプリは、手持ちの端末のWebブラウザ上で、点群の不要物除去や補完、断面形状確認等が可能なため、端末へのインストールが不要で、どこでも手軽に点群データの編集を手軽に行うことができるサービス。
例えば、建設機械など、施工計画や管理において不要な部分まで点群化した際に任意の箇所を削除したり、作成した点群に想定外の穴があった際に、穴を補完したりすることができる。また、点群が高密度でデータ容量が大きすぎる際には、点群を間引き、データを軽くすることが可能。その他、点群点間距離や平坦度の計測や、任意箇所の断面形状の確認もできる。確認したデータは設計データ(DXF)として出力できるため、他のCADソフトに連携することが可能。
同ソリューションで編集した点群データは、EARTHBRAINが提供するさまざまなSmart Constructionソリューションと連携することにより、点群データの取得、管理、活用の流れでよりスムーズに使える。具体的には、ドローンで撮影した写真をもとに高速処理で3次元地形データを生成できる「Smart Construction Edge」やLiDARスキャナ搭載のスマートフォンやタブレットで高精度な3次元計測ができる「Smart Construction Quick3D」で取得した点群データを同アプリで編集できる。編集した点群データは、現場の状況を3D Viewerで可視化するサービス「Smart Construction Dashboard」で確認・活用することが可能。点群データを手軽に編集できるようになることで、施工プロセスにおける点群データの活用の幅が広がり、現場でのさらなるICT活用と業務効率化を促進することができる。
EARTHBRAINは、今後も建設現場のデジタル化を実現することにより、生産性・安全性・環境性を向上し、スマートでクリーンな未来の現場の創造に取り組んでいく。
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