BYDフォークリフトジャパン
、6トン／7トン／8トン積載のEVフォークリフトを販売開始

　BYD FORKLIFT JAPAN （BYDフォークリフトジャパン、群馬県館林市）は5月11日 、5月10日より、リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載した大型EVカウンターバランス式フォークリフトの販売を開始すると発表した。

　販売を開始するのは、6トン積載の「ECB60」、7トン積載の「ECB70」、8トン積載の「ECB80」の3車種。最短約5時間で満充電が可能で、約5時間の連続稼働性能（※1）を持っているほか、5年間または 10,000時間のバッテリー保証を設定している。

（※1） 「ECB80」の実測値。なお、充電時間と稼働時間は使用環境によって異なる場合がある。

■ 大型EVフォークリフト販売開始の背景

　政府が掲げる2050年カーボンニュートラル社会の実現に向け、日本産業車両協会は、CO2排出量削減の取り組みとして、運輸部門における環境負荷の少ない車両導入を推進している。その結果、国内フォークリフト販売に占める電動車の割合は、1990年度の29.2%から、2021年度には63.4%となった。（※2）しかし、3トン以上の中型・大型フォークリフトにおいては電動化が進んでいないことや、鉛電池を搭載した従来型のEVフォークリフトは、1回の満充電で稼働できる時間が短いことなどが課題として挙げられている。（※3）
　BYDは、祖業である電池技術をベースにあらゆるモビリティの電動化を推進している。自社開発のリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したフォークリフトは、世界約30の国・地域で展開しており、日本においては2015年から販売を開始した。その結果、これまでに国内の物流業界や機械・製造業界のほか、食品業界など、幅広い業界に約500台を納入している。（2023年5月10日時点）
　そこで、BYD FORKLIFT JAPANは、日本におけるフォークリフトの一層の電動化を推進するべく、これまで日本で展開してきた1.6トン～5トン積載のEVフォークリフトに加え、新たに6トン、7トン、8トン積載の大型EVフォークリフトを販売することにした。新たに販売を開始する大型EVフォークリフトは、最短5時間で満充電が可能で、5時間の連続稼働を実現する。（※1）

　BYD FORKLIFT JAPANは、EVフォークリフトのラインナップ拡充を通じて、年間販売目標台数1,000台の達成に向け、取り組みを進めていく。

（※2） 出展元：一般社団法人日本産業車両協会『産業車両製造業のカーボンニュートラル行動計画』
URL：http://www.jiva.or.jp/CN2030.html

（※3） 出展元：環境省『物流分野におけるCO2削減対策促進事業』
URL：https://www.env.go.jp/content/900469416.pdf

■BYD FORKLIFT JAPAN株式会社について
　BYD FORKLIFT JAPANは、BYDの日本法人ビーワイディージャパンの子会社であるTATEBAYASHI MOULDING 株式会社が2020年7月29日に設立した企業で、これまでに約500台のBYD製EVフォークリフトを国内で販売している。

■BYDグループとは
　BYDは、1995年に中国・深圳で創業し、ITエレクトロニクス、自動車、新エネルギー、都市モビリティの4つの領域で事業をグローバルに展開している。バッテリーメーカーとして創業した背景から、バッテリーはもとより、モーターやコントローラーなど電気自動車のコアとなる技術を自社開発・製造している。特に、自動車事業においては、世界70超の国と地域、400超の都市に電気自動車を展開し、中国国内では9年連続で電気自動車販売台数第1位（※4）となった。さらに、2022年の電気自動車の販売台数は世界No.1（※5）となった。

（※4） 出典「Global EV Outlook 2020」
（※5） 電気自動車＝EV/PHEV/FCVの総称　台数情報出典：マークラインズ(株)

　詳細は、ニュースリリース
　＊リリース内容から「ですます調」で表記しています。