セントラル硝子は5月25日、24日開催の取締役会において、中国の化学メーカーである広州天賜高新材料股份有限公司(中国広東省広州市)の100%子会社である九江天賜高新材料有限公司(中国江西省九江市)との間で、リチウムイオン電池用LiPF6 濃縮液(LiPF6:六フッ化燐酸リチウム)の製造を行う目的のため、合弁会社を設立することを決議したと発表した。
セントラル硝子は2018年4月に九江天賜高新材料有限公司と合弁で江西天賜中硝新材料有限公司を設立したが、急速に市場が拡大しているリチウムイオン電池用電解液(以下「電解液」)の需要に対応するため、新たに合弁会社を設立し、LiPF6濃縮液の生産能力を増強することにした。
LiPF6濃縮液の独自製造法を有するセントラル硝子は、電解液大手メーカーである天賜グループとの合弁事業を通じて、電解液の主原料であるLiPF6濃縮液の低コストかつ安定調達を目指していく。
<新設合弁会社の概要>
名称:天賜中硝(九江)新材料有限公司(仮)
英文名称:Tinci Central (Jiujiang) Advanced Materials Co.,Ltd.
所在地:中華人民共和国江西省九江市
代表者:史 利涛 董事長
事業内容:LiPF6 濃縮液の製造販売
資本金:450百万人民元
決算期:12月31日
設立年月:2023 年 8 月(予定)※当局認可後設立
出資比率:九江天賜高新材料有限公司 65% セントラル硝子株式会社 35%
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