EIZO、約 60 億円投じて本社(石川県白山市)内に新技術棟を建設

映像機器関連事業の将来成長を見据え

 EIZO(石川県白山市)は5月16日、本社敷地内に新技術棟を建設することを決定したと発表した。竣工は 2025 年 1 月を予定している。

 EIZO は 1968 年の創業以来、 一貫して「映像」を核に 独自のビジネスモデルを進化させ、 Visual Technology Company として価値創造を追求している。現在約 1,100 名の従業員(グループ会社従業員含 む)が勤務する本社敷地内において、映像機器関連事業の将来成長を見据え、コアとなる製品、 システム開発及び顧客対応力の強化とサステナビリティ推進を目的に新技術棟を建設することにした。

 新技術棟(6 階建)は既存倉庫棟(2 階建)を解体し、その跡地に建設する。これにより、コアとなる技術・ 開発・営業を中心とした人員増強を図り、さらなるビジネスモデルの強化に取組んでいく。

■新技術棟建設の目的
・将来の拡張性及び汎用性を考慮した延べ床面積の確保
・既存棟リレイアウトを含め、建物及びフロアの全体レイアウトの最適化
・創造的な仕事と生産性向上を支える職場環境の構築
・最先端の低炭素化対応によるサステナビリティ推進

■サステナビリティへの取組み
 新技術棟は、最先端の環境規格であるZEB規格を満たす仕様で計画している。また、屋上には年間発電量 15 万kWhの太陽光発電設備を設置する予定。この設備の稼働により、社内の太陽光発電設備の年間発電 量は現状の約 90 万kWh(FIT固定価格買取制度による売電分を含む)から約 105 万kWhとなる。

 併せて、2023年 5 月に開示した「低炭素移行計画 -Transition to Net Zero-」に基づき、既存棟の改修、設備更新、太陽光発電設備の増設を行い、2026 年度中に、敷地内の建物全体でのZEB規格の認証取得を目指す。

<新技術棟の概要>(予定)
所在地 :石川県白山市下柏野町153番地
建屋概要 :延床面積 約 12,814 ㎡ 鉄骨地上 6 階建
主な用途 :技術・開発・営業・テクニカルセンター・多目的ホールなど
工期および稼働開始 :着工 2023 年 12 月、竣工 2025 年 1 月、稼働開始 2025 年 2 月(いずれも予定)
投資金額 :約 60 億円

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