・三井金属鉱業と協働で量産体制を整えている次世代半導体実装用
ジオマテック(横浜市西区)は5月15日、2025年稼働予定で赤穂工場(兵庫県赤穂市)で「HRDP ® 」用薄膜の生産能力を増強すると発表した。設備投資は約9億円を投じ、2023年から2025年にかけて順次実施していく。
ジオマテックは、三井金属鉱業が事業化を推進している次世代半導体実装用特殊キャリア「HRDP ® 」に薄膜を提供している。この「HRDP ® 」は、L/S = 2/2 μm以下の超高密度設計を実現できる特殊キャリア。現在、三井金属では、複数の有力大手半導体メーカーの高い品質と需要に対応するため、「HRDP ® 」を 適用した次世代半導体パッケージ開発が本格的に開始されている。今回の投資は、このような状況を受けたもの。
ジオマテックは、今後も三井金属鉱業向けに安定した品質と十分な供給能力の確保を図っていくとともに、 価値ある薄膜製品と加工技術を提供するプロフェッショナルとしての役割を果たしていく。
<投資概要>
事業所名:赤穂工場(兵庫県赤穂市木津稲荷山1325番80)
主な設備の内容:薄膜用装置、付帯設備 他
投資予定金額:9億円
生産能力の変化:現生産能力の約2倍
資金計画:借入・自己資金
稼働予定時期:2025年