アマダ、ブランク加工機新商品の正式受注を開始

・「AMNC 4ie」搭載により誰でも・どこでも使える環境にやさしいマシンへと進化

VENTIS-AJe シリーズ ACIES-AJe シリーズ EM- MIIe シリーズ

 ㈱アマダは5月10日、新施設 「AMADA GLOBAL INNOVATION CENTER (AGIC)」で発表したブランク加工機新商品の正式受注を 同日より一斉に開始すると発表した。

 正式受注を開始するブランク加工機は、新 NC 装置「AMNC 4ie」を搭載したファイバーレーザマ シン、パンチ・レーザ複合マシン、パンチングマシンの各シリーズ。Easy(誰でも使える)、 Efficiency(どこでも使える)、Environmental(環境にやさしい)、Evolution(お客さまとともに発展す る)の 4 つの“E”をコンセプトに、誰でも・どこでも使える環境にやさしいマシンへと進化している。

 また、今回新たに 6kW のファイバーレーザシングルモジュール発振器を開発し、「REGIUS-AJe シリーズ」「VENTIS-AJe シリーズ」「ENSIS-AJe シリーズ」に搭載した。1 つのモジュールで 6kW ファイバーレーザの出力を作り出すことで、レーザ光の品質が大きく向上。軟鋼中厚板に加え、ステンレス板、アルミ板においても高速かつ高品位な切断加工を実現する。

 さらに、ファイバーレーザマシンで好評を得ている最先端の支援技術「レーザ・インテグレーショ ンシステム(以下、LIS)」をパンチ・レーザ複合マシンラインナップの「ACIES-AJe シリーズ」「EML- AJe シリーズ」「LCC1-AJe シリーズ」に搭載した。各種監視、検知、診断を行うことで、マシン の状態を最適に保ち、工数がかかる始業前点検の自動化や、加工不良による自動復旧・ダウンタ イムゼロを目指す。これにより、生産性が大幅に向上し、作業練度によるバラツキの低減によ る究極の安定加工を実現する。

 現在、板金加工機械業界では人手不足が深刻化しており、技術者の高齢化や若者への技能継承に関する問題に直面している。さらに、カーボンニュートラルへの取り組みは急務であり、顧客を取り巻く環境は課題が山積している。

 アマダは、顧客のこれらの課題を最新商品群のマシンとテクノロジーにより解決し、生産革新を提案するこ。これにより、顧客とこれからのモノづくりを探求し、イノベーションを創造 していく。

 ニュースリリース