日清ヨーク(東京都中央区)は5月8日、「ピルクル」シリーズの生産能力を増強するために約100億円を投資し、2024年の春に関東工場の製造ラインを増設するとともに、2025年の春に関西工場を増築して製造ラインを増設すると発表した。
■2工場の製造ラインを増設し、65mlタイプ商品の需要拡大に対応
「ピルクル」シリーズは、さまざまなニーズに応える多様なラインアップ展開で、多くの顧客から好評で販売数量が増加している。さらに、昨今の乳酸菌飲料市場の活況が追い風となり、65mlタイプ商品の需要が急拡大している。
そのため日清ヨークは、「ピルクル400 Light (65ml×10)」および「ピルクル400 鉄分 (65ml×10)」の販売を2023年4月から休止するなど、主力商品の安定供給に向けたさまざまな取り組みを進めている。
今回、さらなる需要の拡大に対応するため、2024年の春に関東工場の製造ラインを増設するとともに、2025年の春に関西工場を増築して製造ラインを増設することを決定した。製造ライン増設後の生産能力は、全体で約2倍になる予定。
<設備投資概要>
工場名:関東工場/関西工場
所在地:埼玉県羽生市上村君堤根272/兵庫県西脇市鹿野町124-5
生産品目:「ピルクル」シリーズほか
稼働開始時期:2024年 春/2025年 春から一部稼働、2026年度中に全ラインが稼働予定
投資金額:約100億円