タムラ製作所、ルーマニアに生産子会社を設立、電子部品モジュール製品を生産

 ㈱タムラ製作所(本社:東京都練馬区)は5月8日、電子部品事業のチャージャ(充電器)を始めとするモジュール製品(注1)の欧州における需要拡大に対応するため、ルーマニアに新たに生産子会社を設立したと発表した。

 タムラ製作所は、2022年4月にスタートした第13次中期経営計画(注2)において、グローバル展開による事業成長を掲げ、欧米を中心とした市場拡大を進めている。その一環として、電子部品事業のチャージャ(充電器)を始めとしたモジュール製品に対する需要が拡大する中、欧州における生産能力増強および電子部品事業における生産拠点の地理的分散も図る。

 今後、ルーマニア新会社における製品の安定生産、安定供給によって、欧州市場でのプレゼンスを強化するとともに、同国経済の発展にも寄与していくことを目指す。

<新会社の概要>
名称:TAMURA ELECTRONICS ROMANIA CO. S.R.L.
設立:2022年12月設立
会社所在地:Fetești-Gară, Ialomiţa, Romania(ルーマニア ヤロミツァ県フェテシュティ)
商業生産開始:2024年11月予定
生産品目:チャージャ(充電器)を始めとした電子部品事業におけるモジュール製品

注1) モジュール製品:チャージャ(充電器)を始めとした、トランスやIC(集積回路)等の電子部品を組み合わせた複合製品。

注2) 第13次中期経営計画:https://www.tamura-ss.co.jp/jp/finance/report/sonota.html

■タムラグループについて
 タムラグループは、トランス・リアクタなどの電子部品、接合材や絶縁材などの電子化学材料、自動はんだ付け装置、放送局用音声調整卓などを製造・販売しています。
 タムラの製品は材料、部品、装置として、自動車や電子機器など身近な製品から製造現場の装置や再生可能エネルギー分野、さらには宇宙まで、さまざまな産業や社会インフラを支えています。素材からシステムまで、タムラのテクノロジーは人々の暮らしの安全・快適や脱炭素社会の実現に貢献しています。

 ニュースリリース
 *リリース内容から一部「ですます調」で表記しています。