荏原製作所、金剛排水機場(熊本県)に 大型排水ポンプを4 台納入

 ㈱荏原製作所は4月19日、金剛排水機場(以下:本機場)の排水能力向上を目的に、大型排水ポンプを4 台納入したと発表した。約40 年間地域の湛水被害防止に努めてきた既設ポンプに代わり、新しく設置されたポンプがくらしや産業を支える設備として地域に貢献していく。

 本機場は日本三大急流の一つと言われる球磨川の河口に位置しており、海抜0m 地帯にあることが特徴。1981 年より地域の湛水被害の防止に努めてきた旧機場は、今回のポンプ設備更新により廃止され、新たな機場により引き続き防災、減災を実現する施設として運用される。

 新しく納入されたポンプは、全台稼働すると毎秒11 トンの排水能力がある。

 荏原が掲げる長期ビジョン「E-Vision2030」では、「地球にやさしい社会、安全・安心に過ごせる社会インフラ、水や食べるものに困らない世界」を支え、「持続可能な社会づくりへの貢献」を目指している。

 荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG 重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていく。

<工事諸元>(抜粋)
横軸斜流ポンプ(1200HZGE 型):Φ1200mm× 165.0 m3/min × 5.9 m 4台
工期:2021 年3 月1 日~2023 年3 月27 日
施工場所:熊本県八代市南平和町地内

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