東洋刄物、宮城県富谷市の本社敷地内で新工場の地鎮祭、情報産業用刃物を増産

・2023 年 11 月竣工予定

 東洋刄物(宮城県富谷市)は4月13日、事業製品の中核 である情報産業用刃物(Micro Slitter Knife、以下 MS)の増産に向けて、本社敷地内に新工場(新MS棟・仮称)を建設すると発表した。4月 12 日に地鎮祭を執り行い、大石社長をはじめ同社関係者、富谷市関係者、設計施工関係者など約 40 人が参列。大石社長が鍬入れを行い、工事の無事を祈願した。

 新工場は、鉄骨造 一部2階建てで、延べ床面積は約 4355 m²。自動化など最新 の機能を備える設備を導入し、ショールーム、食堂、リフレッシュルームなども設ける。事 業費は約 11 億円。

 大石社長は、「新工場を核にして新たな挑戦をしていく」とあいさ つし、新工場の概要や、最先端の導入設備を参列者のに紹介した。

 MS は、電気自動車やスマートフォン等に組み込まれるリチウムイオン電池、特殊フィルム の切断に主に用いられる。同社は昨年 8 月、㈱フェローテックホールディングスの子会社となり、2025 年には創立 100 周年を迎える。 創業以来培った技術と信頼を礎に、さらなる売上増大を目指し、今後も FTHD をはじめグルー プ各社とのシナジーにより、事業成長につながる投資を展開していく。

■新MS棟(仮称)における今後のスケジュール

着工:2023年5月
竣工:2023 年 11 月
操業:2023 年 12 月

■東洋刄物株式会社の概要
 1925(大正 14)年 8 月 9 日、東北帝国大学(現・東北大学)附属金属材料研究所所長であった金属学の世界的権威、本多光太郎博士の提唱により、創立した総合刃物メーカー。情報産業用刃物、鉄鋼用刃物、木材関連用刃物、さらには産業用機械や部品など、さまざまな製品の開発・提供を行っている。

商号:東洋刃物株式会社 TOYO KNIFE CO.,LTD.(英名)
代表者:代表取締役社長 大石 純一郎
創立年月日 :1925(大正14)年8月9日
所在地:〒981-3311 宮城県富谷市富谷日渡 34 番地11
資本金:7億円
事業内容:機械刃物及び機械・部品の製造、販売
株主 :株式会社フェローテックホールディングス
連結子会社:株式会社トオハ、東洋緑化株式会社、杭州東洋精密刀具有限公司(中国)
従業員:199 人(正規従業員)

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