荏原環境プラント、小山広域保健衛生組合第2期エネルギー回収推進施設整備・運営事業を受注

 荏原環境プラント(東京都大田区)は4月7日、栃木県の小山広域保健衛生組合より「第2期エネルギー回収推進施設整備・運営事業」を受注したと発表した。

 同事業は、将来にわたって小山市、下野市、野木町の安定的かつ安全なごみ処理体制を維持していくため、新たな可燃ごみ等の処理施設等の整備と、その後の適切な運営を行うことを目的としており、DBO(Design-Build-Operate)方式が採用されている。

 同施設では、ごみを焼却処理する際に発生する熱を利用して発電を行い、得られた電力は施設内の動力などとして利用したうえ、余剰電力を売電する。再生可能エネルギーを最大限有効利用することで、CO₂削減に寄与し環境負荷の低減を図っていく。また、地域の防災拠点となる災害に強い施設を目指す。今回の受注にあたっては、荏原の豊富な実積だけでなく、荏原が建設を行った第一期工事の焼却施設との連携によるごみの安定処理の工夫、ごみ量・ごみ質の変動対応やエネルギーの有効活用の面においても高く評価された。

 荏原環境プラントは、事業活動を通じて地域最適化された資源循環ソリューションを提供することにより、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献するとともに、企業としても成長していくことを目標としている。

<事業概要>

事業名称:小山広域保健衛生組合第2期エネルギー回収推進施設整備・運営事業
発注者:小山広域保健衛生組合(管理者:浅野 正富 氏)
施設規模:全連続燃焼ストーカ式:180t/日(90t/日×2炉)
事業期間:
(設計・建設期間)2023年3月9日~2027年 3 月 31 日
(運営期間)2025年4月1日~ (ごみ計量棟、新直搬ヤード、現直搬ヤード(古紙・古布貯留棟として)運営開始)
2027年4月1日~2047年3月31日 (全施設運営開始、20年間)

事業予定地:
小山市大字塩沢 576 番地 15 の一部ほか

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