日本建設機械工業会が3月29日に発表した2023年2月の建設機械出荷金額は、内需は14.6%増加の901億円、外需は22.0% 増加の2,153億円となった。その結果、内需は8カ月連続の増加、外需は28 カ月連続の増加となった。総合計では19.7%増加の3,053億円となり、 28カ月連続の増加となった。
■ 内需は14.6%増の901億円、8カ月連続の増加
内需について機種別に見ると、トラクタ31.9%増加の79億円、油圧ショベル 26.5%増加の305億円、ミニショベル10.1%増加の73億円、道路機械 27.2%増加の28億円、コンクリート機械1.9%増加の36億円、油圧ブレーカ・ 圧砕機6.0%増加の21億円、その他建設機械32.1%増加の66億円の7機種と 補給部品7.9%増加の114億円が増加し、内需全体では14.6%の増加となった。
■ 外需は22.0% 増の2,153億円、28 カ月連続の増加
外需について機種別に見ると、トラクタ23.7%増加の231億円、油圧ショベ ル29.3%増加の885億円、ミニショベル34.4%増加の390億円、建設用ク レーン63.4%増加の127億円、道路機械10.2%増加の36億円、コンクリー ト機械23.9%増加の1億円、油圧ブレーカ・圧砕機6.2%増加の10億円、その 他建設機械8.8%増加の264億円の8機種が増加した。
地域別に見ると、北米が26カ月連続で増加、アジアが24カ月連続で増加するな ど全9地域中7地域で増加し、外需全体では22.0%の増加となった。
■油圧ショベルの国内出荷は、4.0%増の1,842台
2023年2月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ848台(前年同月比22.2%増加)、油圧ショベル1,842台(同4.0% 増加)、ミニショベル2,060台(同8.4%減少)、クローラクレーン20台(同42.9%減少)、ラフテレーンクレーン118台(同1.7%減少)、アスファルトフィニッシャ41台(同0.0%)――となった。