・LIB リサイクル工場用地・建物取得、処理能力3倍を目指す
㈱エンビプロ・ホールディングス (静岡県富士宮市 )は3月27日、茨城県ひたちなか市にリチウムイオン電池リサイクル工場の新拠点としての土地・建物を取得したと発表した。
同社連結子会社の㈱VOLTA(静岡県富士市)で2027年6月期までの中期経営計画目標とした 14,000t のリチウムイオン電池(LIB)処理能力を達成するために、LIB 関連メーカーの工場建設が計画されている関東圏へ工場拠点を拡大する。
VOLTA では、回収した LIB からブラックマス*を製造している。現在稼働中の工場では、LIB 処理量は約 1,200t、LIB 処理能力は 2,500t 程だが、今回の茨城工場では、処理 能力が 5,000t 規模のブラックマス製造工場を建設するため、合算で現在比3倍の 7,500t の 処理能力となる。茨城工場では、廃 LIB 発生が見込まれる工場の工程廃材の回収を企図している。また人 口集積地の関東圏からの使用済み LIB の回収も同時に見込んでいる。
*ブラックマス(BM):リチウムイオン電池を放電・乾燥・破砕・選別したリチウム・コバル ト・ニッケルの濃縮滓
<取得資産の内容 >
所在地:茨城県ひたちなか市山崎 43 番地
敷地面積:15,326 m²(主要建物 延床面積 8,560 m²)
現 況:工場及び事務所
詳細は、ニュースリリース