日揮ホールディングスは3月17日、海外EPC事業会社である日揮グローバルが韓国の現代建設と共同で、エクソンモービルがパプアニューギニアで計画しているLNGプラントに係る基本設計役務、および設計・調達・建設工事に係る見積役務を受注したと発表した。
役務は、パプアニューギニア独立国のエルクアンテロープガス田の天然ガスを原料として、エクソンモービルが同国ポートモレスビーで計画している年産約400万トンのLNGプラントに係る基本設計役務。
LNGプラントでは、天然ガスを圧縮するコンプレッサーの駆動に関し、従来のガスタービンではなく、電動モーターによる「E-Drive」の採用を予定しており、LNGプラントの操業時のCO2排出の低減に寄与する計画。
昨今の世界的な低炭素・脱炭素化を背景に進展する「エネルギートランジション」において、化石エネルギーの中でも環境負荷の少ないLNGが果たす役割は重要性を増している状況にある。日揮グループは、これまで世界のLNG生産量の30%以上を占めるLNGプラントの建設プロジェクトを手掛けた実績を有し、現在もカナダ向け大型LNGプロジェクト、モザンビーク向け洋上LNGプロジェクト、マレーシア向け洋上LNGプロジェクトの3件のプロジェクト遂行している。
日揮グループは、今後もLNG分野における世界有数のエンジニアリング企業として、引き続き積極的に営業活動を展開し、エネルギートランジションに貢献していく。
<プロジェクトの詳細>
契 約 先:エクソンモービル
プラント建設予定地:パプアニューギニア独立国ポートモレスビー
役務内容:年産約400万トンのLNGプラントに係る基本設計(FEED:Front-End Engineering & Design)、および設計・調達・建設工事(EPC)に係る見積役務