東京エレクトロン(東京都港区)は3月20日、昨今の半導体市場の需要拡大に対応するため、製造子会社である東京エレクトロン テクノロジーソリューションズ 東北事業所(岩手県)に東北生産・物流センター(仮称)を建設すると発表した。
今後、社会のデジタル化を背景に半導体市場はさらなる拡大が予想される。東京エレクトロン テクノロジーソリューションズが開発・製造している製品群は、世界的なデジタル化および脱炭素化社会を背景に急速な技術革新が続き、今後も大きな成長が見込まれている。東北生産・物流センターの建設により、拡大する市場と多様化する技術ニーズを見据え、生産機能および物流機能の集約化を図り、製品をタイムリーに提供することで、中長期における持続的な成長と社会の発展に貢献する。
なお、東北生産・物流センターは2024年春の着工、2025年秋の竣工を予定している。
<新棟の概要>
所在地:岩手県奥州市江刺岩谷堂字袖山地内
延床面積:約57,000m2(予定)
構造:鉄骨造/全免震構造
階数:地上2階(一部事務所エリアは3階)
着工:2024年春(予定)、竣工:2025年秋(予定)
建設費用:約220億円
用途:熱処理成膜装置・枚葉成膜装置の製造、物流倉庫
<東京エレクトロン テクノロジーソリューションズ株式会社 事業概要>
本社(藤井事業所):山梨県韮崎市藤井町北下条2381-1
事業所:穂坂事業所、東北事業所、府中事業所、名古屋サテライト
事業内容:熱処理成膜装置、枚葉成膜装置、ガスケミカルエッチング装置、テストシステム、FPDプラズマエッチング/アッシング装置の開発・製造
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