竹内製作所、10トンのホイール式油圧ショベル「TB395W」を発売

・30km/hで走行可能、4WS機能を新たに搭載

 ㈱竹内製作所3月10日、ホイール式油圧ショベルの新製品「TB395W』」を販売開始すると発表した。

 同社が提供する小型建設機械は、衣食住の「住」に深く関わり、街づくりとそのメンテナンスに欠くことのできない製品として、毎日の暮らしを支え続けている。なかでも同社製品は、その掘削力のみならず、優れた耐久性と安定性、なめらかで直感的な操作性、長時間でも疲れにくい快適性や居住性などを強みとして、顧客の信認を得ている。

 今回発表する「TB395W』」は、駆動部がホイール式の油圧ショベルであり、ホイール式の最大のメリットは、トレーラーなしで単独移動できる機動性にある。点在する工事現場を1日で複数巡回する場合や、道路工事や除草・除雪作業など移動しながらの作業が必要な場合に最適なモデルとして、好評を得ている。

 新製品は、顧客から高い評価を得ている既存機種「TB295W」の後継機種。優れた機動性と作業性を継承しながら、内外装を一新し、機能をさらに強化してフルモデルチェンジを果たした。

■「TB395W」の主な特長
(1)4WS機能 ※オプション装着
 前輪の操舵情報に応じて、後輪も操舵する4WS機能を搭載。後輪が前輪と逆の方向に操舵される逆位相、同じ方向に操舵される同位相の両方に対応している。

・逆位相 最小回転半径を減少させる
・同位相 道幅が狭い場所で、向きを変えずに障害物を回避

(2)オートクルーズ機能
 道路工事や除草・除雪作業などでは、低速で一定速度を維持しながら作業することが求められる。この機能により、オペレーターは微妙なアクセルワークから解放され、アーム操作に集中することができるため、作業効率が飛躍的に向上する。

(3)TFM(Takeuchi Fleet Management)
 製品の稼働情報、位置情報、メンテナンス履歴などを遠隔監視し、故障はもちろん、万一の盗難時に即応できる。

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