・業界初独自のダブルスイング軸により、加工領域が拡大
㈱アマダプレスシステム(神奈川県伊勢原市)は3月8日、 ワイヤ回転機構と 8 本の加工スライドで、直感的な操作を実現する 15 軸制御ワイヤ回転式トーションマシン「LM-16A」の販売を開始すると発表した。
トーションマシンは、ねじりばねを得意と しつつ引きばね、圧縮ばね、フォーミングなど、あらゆる線加工の成形が可能なばね成形機。
新商品の「LM-16A」は、加工スライドを 4 軸ずつ上下に分けて、スライドの横移動を数値制御す るダブルスイング軸を業界で初めて搭載した。これにより、プログラムによる高い再現性を発揮する。また、より細かい調整や複雑形状の加工時に生じる被加工材(ワーク)干渉の回避などが可能となり、加工領域が拡大する。さらに、段取り時間の短縮や作業軽減により、生産性の向上につながる。また、設置面積は従来機の TM-20M と比べ約 40%の省スペース化を実現し、工場内のレイア ウトも容易。
近年、モノづくりの現場では品質や生産性向上の要求のみならず、少子高齢化や熟練技能者 の引退などの人手不足を背景に、自動化や段取りの簡易化に対するニーズも高まっている。こ のような課題に対し「LM-16A」は、独自のばね成形専用プログラム「MNO2」によるプログラム作 成の簡易化や見える化のほか、多彩な機能を通じて解決する。
アマダプレスシステムは、顧客の製造現場を総合的な視点で捉え、課題解決をサポートする ことにより、広くモノづくりに貢献していく。
<仕様>
機種名:LM-16A
対応線径:ø0.4 ~ ø1.6 mm
標準制御:15 軸
最大フィード速度:160 m/min
本体質量:1080 kg
制御装置:Windows
ソフトウェア:MNO2
<発売概要>
販売開始時期:2023 年 3 月
年間販売目標:8台
販売価格(税別):1,450 万円
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