竹内製作所、5トンのミニショベル「TB350R」を発売

 ㈱竹内製作所は3月2日、ミニショベルの新製品「TB350R」を2023年3月より販売開始すると発表した。

 同社が提供する小型建設機械は、衣食住の「住」に深く関わり、街づくりとそのメンテナンスに欠くことのできない製品として、毎日の暮らしを支え続けている。なかでも同社製品は、その掘削力のみならず、優れた耐久性と安定性、なめらかで直感的な操作性、長時間でも疲れにくい快適性や居住性などを強みとして、顧客の信認を得ている。

 今回発表する「TB350R」は、90度旋回した時の運転席後方の“はみ出し”が少ない後方小旋回機。狭小地や密集地でも、死角となる後方での接触事故を気にすることなく、オペレーターは存分にショベルを運転することができる。また、高い市場評価を得ている既存機種「TB250-2」をベースに開発され、確かな販売実績に裏付けられた利便性、信頼性を継承した。

 「TB350R」の市場投入により、当社の後方小旋回機は1トン級から5トン級まで出揃うことになり、豊富な製品ラインナップで市場シェアの拡大を図る。

■機種名/機械質量

TB210R/1,075kg

TB325R/2,235kg


TB215R/1,535kg

TB335R/3,530kg


TB217R/1,605kg

TB350R/4,895kg

■「TB350R」の主な特長
(1)後方小旋回機としては抜群の安定性
 後方小旋回機と標準機では、重心が構造的に異なるため、掘削作業時の安定性は標準機の方が優れているのが一般的。そこで、「TB350R」の開発では、重心を最適化することで、後方小旋回機としては抜群の安定性を確保した。

(2)標準機と同等の居住空間、なめらかで直感的な操作性

 コンパクトな後方小旋回機でありながら、標準機である既存機種「TB250-2」と同等の広さのキャビンを実現した。長時間作業でも疲れにくく、快適に運転することができる。また、製品は「意のままに、なめらかにコントロールできる操作性」を強みとしており、「TB350R」においても、既存機種同様の操作性を踏襲している。

(3)TFM(Takeuchi Fleet Management) ※日本国内ではオプション装着
 製品の稼働情報、位置情報、メンテナンス履歴などを遠隔監視し、故障はもちろん、万一の盗難時に即応できる。

 ニュースリリース